“おそなえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御供57.1%
供餅28.6%
御供餅14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「最早お前さんも子供では無いから、三度々々御茶受おちゃうけは出しませんよ」なぞと言いながらも、矢張やっぱり子供の時分と同じように水天宮の御供おそなえ御下おさがりだの塩煎餅しおせんべいだのを分けてくれた。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
商家しょうかの町なので年の暮はなんとなく景気がよい。学校へも、お砂糖の折だの、みかんの箱だの炭俵だの、供餅おそなえだのが沢山もちこまれる。お席書がすめばその日から休みで、かえりには蜜柑みかんがもらえる。
子産石こうみいしと申しまして、小さなのは細螺きしゃご碁石ごいしぐらい、頃あいの御供餅おそなえほどのから、大きなのになりますと、一人では持切れませぬようなのまで、こっとり円い、ちっと、平扁味ひらたみのあります石が
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)