“おうへい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
横柄93.4%
横平2.6%
応柄1.3%
押柄1.3%
王平1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無情冷酷……しかも横柄おうへいな駅員の態度である。精神興奮してる自分は、しゃくさわってたまらなくなった。
水害雑録 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
殊に時めく大尽に向って、鰡八、鰡八、と言って横柄おうへいに頭から呼びかけるような人は、滅多にないはずなのであります。
宗近君は椅子いす横平おうへいな腰を据えてさっきから隣りのことを聴いている。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
——内地では、労働者が「横平おうへい」になって無理がきかなくなり、市場も大体開拓されつくして、行詰ってくると、資本家は「北海道・樺太へ!」鉤爪かぎづめをのばした。
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
応柄おうへいのような、そうかと云って間違いの無いような訪ずれ方をして、お源に名刺を取次がせた者がある。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
通れと一言押柄おうへいに許しける。
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
いきいきとして夫をあしらい子をあしらえど、根がわざとせし偽飾いつわりなればかえって笑いの尻声が憂愁うれいの響きを遺して去る光景ありさまの悲しげなるところへ、十兵衛殿お宅か、と押柄おうへいに大人びた口ききながらはいり来る小坊主
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
次いで、関興、張苞のふたりへ、おのおの一軍を与えて、祁山きざん嶮岨けんそへさし向け、後また、馬岱ばたい王平おうへい張嶷ちょうぎの三名には、べつに一計をさずけて、これは本陣付近に埋伏まいふくさせておいた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)