“わうへい”の漢字の書き方と例文
語句割合
横柄100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渠はこちらのそばを二三席過ぎたところの、通り道がはの席を占める爲め、窓ぎはの客と肱かけの間に、でツぷりしたからだを横柄わうへいに割り込んだ。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
だが、一貫して現はれてゐるのは、小柄の者がさうである場合特に目立つ、そして見る者の咽喉のあたりをかゆくさせるやうな、あの横柄わうへいさであつた。
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
伴天連ばてれん、さあ、婚礼はわたしがさせてもいが、——何しろ阿蘭陀オランダ生れだけに、あの女の横柄わうへいなのは評判だからね。
長崎小品 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)