“馬岱”の読み方と例文
読み方割合
ばたい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬岱ばたいは云ったが、張苞はただ口惜し涙をこすっている。しかもまた、明日の戦に、何らこの頽勢たいせいをくつがえすべき策も自信もなかった。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼の前をさまたげた馬玩ばがんは立ちどころに殺されたし、彼に従ってきた龐徳ほうとく馬岱ばたいなども、韓遂の部下を手当り次第に誅殺ちゅうさつしていた。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
馬岱ばたいとその部下三千名が任に当って参りました」とのことに、孔明は直ぐに彼を呼びよせて、遠来の労をいたわり、かつ云った。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)