“えじり”の漢字の書き方と例文
語句割合
江尻100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから清水港しみづみなととほつて、江尻えじりると、もう大分だいぶん以前いぜんるが、神田かんだ叔父をぢ一所いつしよとき、わざとハイカラの旅館りよくわんげて、道中繪だうちうゑのやうな海道筋かいだうすぢ町屋まちやなか
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
武田方にとって重要な南方の要衝ようしょう、駿河口の江尻えじりの城をあずけてあるその梅雪が、ここ半年以上も伺候せず、何があっても病気と称して出て来ない心配からであった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
改むるに巴屋ともゑや儀左衞門樣と云書状二三通外に買物樣かひものやう手控小帳てひかへこちやうあり依て小松屋より駿府町奉行桑山下野守殿へ訴へければ支配内しはいうちなるにより先江尻えじり宿の巴屋儀左衞門を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)