“うんこんし”の漢字の書き方と例文
語句割合
雲根志100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石亭せきてい雲根志うんこんしに狐の玉のひかる事をいひしが、狐火は玉のひかるにもあらずかし。狐の玉といふ物の光ると常に見る狐火とは別なるべし。
『拾遺記』や『述異記』は法螺ほらばかりの書と心得た人多いが、この記事などは実話たる事疑いなし、わが邦にも『雲根志うんこんし』に宝暦六年美濃巨勢村の山雨のために大崩れし
雲根志うんこんし灵異れいいの部に曰、隣家となり壮勇さうゆうの者あり儀兵衛といふ。或時田上谷たがみだにといふ山中にゆき夜更よふけかへるに、むかうなる山の澗底たにそこより青く光りにじの如くのぼりてすゑはそらまじはる。
雲根志うんこんし灵異れいいの部に曰、隣家となり壮勇さうゆうの者あり儀兵衛といふ。或時田上谷たがみだにといふ山中にゆき夜更よふけかへるに、むかうなる山の澗底たにそこより青く光りにじの如くのぼりてすゑはそらまじはる。
かの大野領の化石渓は東游記のためたかけれども我が国の化石渓は世にしられず、又近江の石亭が雲根志うんこんし変化の部に(前編)人あり語云、越後国大飯郡おほひこほり寒水滝かんすゐたきといふあり
蘇門岳そもんがたけの北下田郷しただがう深谷しんこくにも化石渓くわせきたにあり云々。雲根志うんこんしせつはこれらの所を聞誤きゝあやまりたるならん。