“うらみち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
裏道70.0%
裏路30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この裏道うらみちをくるのにも、とちゅう、一、二ヵしょ山関やまぜきがあったが、小人数こにんずう関守せきもりや、徳川家とくがわけの名もない小役人などは、この一こうのまえには、鎧袖がいしゅうしょくあたいすらもない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
介抱かいはうせよと言置て尻引からげ馳行はせゆきけりなきだに白晝ひるさへ人通りなき相良の裏道うらみち殊に夜中なれば人里遠く麥搗歌むぎつきうたとり宵鳴よひなき遙かに聞え前は名におふ大井川海道かいだう一の早瀬にて蛇籠じやかご
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
往来の方から這入りませんで裏路うらみちから這入りますと、広い庭がございまして、それから庭伝いに座敷へ通りまして、立派な席へ参って居りますうちに、アノ表の方へ参って掛合を致して
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)