“うぶや”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ウブヤ
語句割合
産屋83.3%
産室6.7%
生家3.3%
産処3.3%
産殿3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこでイザナギの命は「あんたがそうなされるなら、わたしは一日に千五百も産屋うぶやを立てて見せる」と仰せられました。
わが産室うぶやの壁をふものあり。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
すると旅人は生家うぶやの中から、何とも知れぬ大男が、急ぎ足に外へ出て来るのを見た。大男は唯「年は八歳、めいは自害」と云ひ捨てたなり、たちま何処どこかへ消えてしまつた。
六の宮の姫君 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そして、その夜からその産処うぶやの屋根の棟に夜よる女の声がした。
皿屋敷 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
ここにすなはちその海邊の波限なぎさに、鵜の羽を葺草かやにして、産殿うぶやを造りき。ここにその産殿うぶや、いまだ葺き合へねば、御腹のきにへざりければ、産殿に入りましき。