“いんあく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
陰悪50.0%
陰惡50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老人のせきする声と源四郎がときどきへっついにやす火の音のほか、声立てる人もない。かくていまこの一家は陰悪いんあくな空気にとざされているのである。
告げ人 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
聞時はしきりににくく思はれ他人ひとの事にても何分なにぶんすて置れぬ性質せいしつなり是犬はやうにして正直なるけものゆゑねこたぬき其外そのほか魔性ましやう陰獸いんじうを見る時は忽地たちまち噛殺かみころすが如しおのれせいはんして陰惡いんあくたくむものは陽正やうせいの者是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)