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いぬめ
ふりがな文庫
“いぬめ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
犬目
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
犬目
(逆引き)
道よりもあれば
新宿
(
しんじゆく
)
までは
腕車
(
くるま
)
がよしといふ、八王子までは汽車の中、をりればやがて馬車にゆられて、
小仏
(
こぼとけ
)
の峠もほどなく越ゆれば、
上野原
(
うへのばら
)
、つる川、
野田尻
(
のだじり
)
、
犬目
(
いぬめ
)
ゆく雲
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
山谷
(
さんや
)
の
立場
(
たてば
)
で休んで
犬目
(
いぬめ
)
へ向けて歩ませた時分に、
傍道
(
わきみち
)
から不意に姿を現わした旅人がありました。お松は早くもその旅人ががんりきの百蔵であることに気がついて、ヒヤリとしました。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
小佛
(
こぼとけ
)
の
峠
(
とうげ
)
もほどなく
越
(
こ
)
ゆれば、
上野原
(
うへのはら
)
、つる
川
(
かは
)
、
野田尻
(
のだじり
)
、
犬目
(
いぬめ
)
、
鳥澤
(
とりざわ
)
も
過
(
す
)
ぐれば
猿
(
さる
)
はし
近
(
ちか
)
くに
其
(
その
)
夜
(
よ
)
は
宿
(
やど
)
るべし、
巴峽
(
はきよう
)
のさけびは
聞
(
きこ
)
えぬまでも、
笛吹川
(
ふゑふきがは
)
の
響
(
ひゞ
)
きに
夢
(
ゆめ
)
むすび
憂
(
う
)
く
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
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