“いじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イジン
語句割合
異人50.0%
偉人25.0%
夷人15.0%
洋人5.0%
西洋人5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
装甲車の上にいた異人いじんが四人、五人、風にさらわれたように吹きとばされたのである。とまたつづいて四、五人が、下にもんどりうってつきおとされた。
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
あるものは演説口調くちょうで郷土の偉人いじんや、名所旧蹟きゅうせきや、特殊とくしゅの産業などを紹介しょうかいし、あるものは郷土の民謡みんよう舞踊ぶよう披露ひろうした。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
かくのごとき地にあるのを見ると、コウロ、ゴウラもまた今は絶えたる夷人いじんの語かも知れぬ(註、この想像は誤りであった。クラという語の変化である)
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「去年来た洋人いじんさんは、五両ずつくれったっけなァ」などとかす。
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
それでも世界中が親類と思うて、西洋人いじんの世話までしてみましたが、誰でもかねの話だけが親類で、他事あと途中みち擦違すれちごうても知らん顔です。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)