“いいつたえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
伝説81.8%
口碑9.1%
土伝9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
案内者は正直な男で、「まあ、ともかくも、そういう伝説いいつたえになっています。」と、余り勿体もったいぶらずに説明してくれました。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ほかでも無い、あの流星と云うものは何んだか気味の悪いもので、それが落ちたとおぼしき場所へは、余程の勇士でも其夜そのよぐに行くのはいやがると云う、そうして昔からの口碑いいつたえにも
黄金の腕環:流星奇談 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
紀州日高郡産湯うぶゆ浦という大字の八幡宮に産湯の井あり。土伝いいつたえに、応神帝降誕のみぎり、この井水をかして洗浴し参らせたりという。その時用いたる火を後世まで伝えて消さず。
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)