“あをやぎ”の漢字の書き方と例文
語句割合
青柳100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今更いまさらふも愚痴ぐちなれど………ほんに思へば………岸よりのぞ青柳あをやぎの………と思出おもひだふしの、ところ/″\を長吉ちやうきちうち格子戸かうしどける時まで繰返くりかへ繰返くりかへし歩いた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
納戸なんど、利久、御幸鼠、鶯茶、それにはなほ青柳あをやぎの色も雑つて、或は虫ばみ、或はねぢれたのもあり、斑らに濃い地面の色の上に垂れ流れるのは自らなる絵模様である。
本の装釘 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
春霞はるがすみながるるなべに青柳あをやぎえだくひもちてうぐひすくも 〔巻十・一八二一〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)