“はたまた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
将又82.4%
将亦5.9%
將又5.9%
抑又5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この訊問こそ支倉の万策尽きた今日、残された唯一の頼みの綱で、冤枉八年の叫び空しきか、将又はたまた空しからざるか正々この一挙で決するのだ。
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
当人病気に而者船中に而乗組之内に病気之者御坐候共、中々療治致候事難相成、将亦はたまた上陸之後も必疲労仕候而、御用有之候共相勤候儀無覚束奉存候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
されどダンテの記憶に誤りありきとも將又はたまた技巧の上より特に多少の變改を施せりとも解せられざるにあらざれは、從來の説に從つてかのふたりの間の接吻と見なすを妨げじ
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
抑又はたまた塩土老翁しほつちのをぢに聞きしに曰く、東に美地よきくに有り、青山四周よもにめぐれり、……われおもふに、彼地そのくには必ずまさに以て天業あまつひつぎのわざ恢弘ひろめのべ天下あめのした光宅みちをるに足りぬべし、けだ六合くに中心もなかか。……何ぞきてみやこつくらざらむや。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)