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『山家ものがたり』
ふりがな文庫
『
山家ものがたり
(
やまがものがたり
)
』
空に出でゝ星くずの明かにきらめくを眺むれば、おのれが心中にも少さき星のありて、心の闇を照すべしと思ふなり。涓々たる谷の小河の草の間を流れ行くを見れば、おのれが心中にも細き小河のありて、心の草を洗ふべしと思ふなり。哀壑に開落する花を見れば、お …
著者
島崎藤村
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文學界 第十八號」1894(明治27)年6月30日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約17分(500文字/分)
朗読目安時間
約27分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
温順
(
すなを
)
有
(
う
)
生死
(
しやうじ
)
額越
(
ひたひご
)
環
(
たまき
)
奴
(
やつこ
)
寂寞
(
じやくまく
)
來
(
こ
)
心地
(
こゝち
)
困
(
こう
)
砂
(
いさご
)
蜉蝣
(
ふゆう
)
明日
(
あす
)
木樵
(
きこり
)
店
(
みせ
)
甚深
(
じんしん
)
傍目
(
わきめ
)
端
(
はし
)
終日
(
ひねもす
)
鄙
(
ひな
)
間
(
ま
)
一人
(
ひとり
)
風情
(
ふぜい
)
香
(
か
)