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『車屋の小供』
ふりがな文庫
『
車屋の小供
(
くるまやのこども
)
』
明治も初めの方で、背後に武者絵などのついた人力車が東京市中を往来している比のことであった。その車を曳いている車夫の一人で、女房に死なれて、手足纏いになる男の子を隣家へ頼んで置いて、稼ぎに出かけて往く者があった。 小供は三歳位であった。隣家の …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
位
(
ぐらい
)
一片
(
いっぺん
)
空車
(
あきぐるま
)
微
(
かすか
)
我家
(
うち
)
爺親
(
ちゃん
)
比
(
ころ
)
止
(
や
)
預
(
あずか
)
背後
(
うしろ
)
笑声
(
わらいごえ
)
独言
(
ひとりごと
)
牽
(
ひ
)
燈
(
ひ
)
点
(
つ
)
母
(
かあ
)
曳
(
ひ
)
暫
(
しばら
)
敷居
(
しきい
)
土間
(
どま
)
何時
(
いつ
)
伴
(
つ
)
交
(
まじ
)
乃公
(
おれ
)