殺人迷路さつじんめいろ08 (連作探偵小説第八回)08 (れんさくたんていしょうせつだいはちかい)
十日の勝負 「いいえ、僕の云ってる事は決して嘘や空想じゃありません。たしかにあいつです。今お話したバーで見た怪しいあの男です」 星田代二は生れてはじめて検事局の調室に引張り出されて、差向いでいる二木検事に対して必死の弁明をやりはじめた。 二 …
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