『オモチャ箱』
およそ芸ごとには、その芸に生きる以外に手のない人間といふものがあるものだ。碁将棋などは十四五で初段になる、特別天分を要するものだから、その道では天来の才能に恵まれてゐるが、外のことをやらせると国民学校の子供よりも役に立たない、まるで白痴のや …
著者 | 坂口安吾 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「光 第三巻第七号」1947(昭和22)年7月1日 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約46分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約1時間16分(300文字/分) |
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