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『悪夢』
ふりがな文庫
『
悪夢
(
あくむ
)
』
私は時々、変梃な気持になることがある。脾肉の歎に堪えないと云ったような、むずむずした凶悪な風が、心の底から吹き起ってくることがある。先ず第一に、或る漠然とした息苦しさを覚える。何もかもつまらなくなる。会社の下っ端に雇われて、毎日午前九時から …
著者
豊島与志雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「改造」1923(大正12)年8月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約32分(500文字/分)
朗読目安時間
約54分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
疲
(
くたぶ
)
斑
(
ぶち
)
伸
(
のば
)
盲
(
めし
)
框
(
がまち
)
嬌態
(
しな
)
形態
(
えたい
)
悪戯
(
いたずら
)
打
(
ぶ
)
四股
(
しこ
)
凸額
(
おでこ
)
清々
(
すがすが
)
灰汁
(
あく
)
生汗
(
なまあせ
)
傾
(
かし
)
二月
(
ふたつき
)
石塊
(
いしころ
)
算盤
(
そろばん
)
胎
(
はら
)
蒸
(
む
)
頬辺
(
ほっぺた
)
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