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『浅草紙』
ふりがな文庫
『
浅草紙
(
あさくさがみ
)
』
十二月始めのある日、珍しくよく晴れて、そして風のちっともない午前に、私は病床から這い出して縁側で日向ぼっこをしていた。都会では滅多に見られぬ強烈な日光がじかに顔に照りつけるのが少し痛いほどであった。そこに干してある蒲団からはぽかぽかと暖かい …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「東京日日新聞」1921(大正10)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
剽窃
(
プラジアリズム
)
分
(
ぶ
)
喰
(
は
)
午砲
(
ごほう
)
戦
(
そよ
)
雲母
(
うんも
)
極
(
きま
)
滑
(
なめら
)
漉
(
す
)
荒筵
(
あらむしろ
)
鱗
(
うろこ
)
蒲団
(
ふとん
)
蛉
(
ぼ
)
該博
(
がいはく
)
這
(
は
)
釜
(
かま
)
陽炎
(
かげろう
)
似通
(
にかよ
)
纏綿
(
てんめん
)
縞目
(
しまめ
)
簾
(
すだれ
)
癇癪
(
かんしゃく
)
独創
(
オリジナリティ
)
槽
(
ふね
)
日向
(
ひなた
)
文展
(
ぶんてん
)
塞
(
ふさ
)
剽窃
(
ひょうせつ
)