“文展”の読み方と例文
読み方割合
ぶんてん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これはいつか『帝国文学ていこくぶんがく』へ、堂々たる文展ぶんてんの批評を書いたので、自然名前だけは俊助の記憶にも残っているのだった。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
例えば文展ぶんてんや帝展でもそんな事があったような気がする。それにつけて私は、ラスキンが「剽窃ひょうせつ」の問題について論じてあった事を思い出して、も一度それを読んでみた。
浅草紙 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
文展ぶんてんで評判の好かった不折ふせつの「陶器つくり」の油絵、三千里の行脚あんぎゃして此処にも滞留たいりゅうした碧梧桐「花林檎」の額、子規、碧、虚の短冊、与謝野夫妻、竹柏園社中の短冊など見た。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)