雜談ざつだん)” の例文
新字:雑談
雜談ざつだんの間に周三は、何かひツかゝりを作へては、お房の素性すじやう經歴けいれきとを探つた。そしてほぼ想像そう/\して見ることが出來るまでにぐり出した。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
昨夜さくやも、一昨夜いつさくやも、夕食ゆふしよくてゝのち部室へやまど開放あけはなして、うみからおくすゞしきかぜかれながら、さま/″\の雜談ざつだんふけるのがれいであつた。
や、大失敗だいしつぱいと、がツかりして、本堂ほんだう椽側えんがはこしける。いつしかそれが誰先たれさきとなく草鞋わらじぐ。到頭たう/\にん本堂ほんだうあがんで、雜談ざつだんをする。寐轉ねころぶ。
先刻さつき宗助そうすけ樣子やうすを、どく觀察くわんさつした同僚どうれうは、かれ質問しつもんおく雜談ざつだん以上いじやうのある意味いみみとめたものとえて、まへよりはもつと親切しんせつその方面はうめんはなしをしてかした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
ひつぎおくつた人々ひとびとが離れ/″\にかへつてるまでは雜談ざつだんがそれからそれとまなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
其晩そのばんかれ宗助そうすけと一時間じかんあまりも雜談ざつだんふけつた。かれ重々おも/\しいくちかた自分じぶんはゞかつて、おもれないやうはなし調子てうし、「しかるに」と口癖くちくせすべ平生へいぜいかれことなるてんはなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
饂飩うどんきて茶碗ちやわん亂雜らんざつされたときよるおそいことに無頓着むとんぢやく彼等かれらはそれからしばらめどもなく雜談ざつだんふけつた。彼等かれらつひ自分じぶん村落むら野合やがふ夫婦ふうふ幾組いくくみあるかといふことをさへかぞした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
彼等かれら裏戸うらどかげあつまつて雜談ざつだんふけつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)