“鼎(がなえ)” の例文
ぐるりと三人、三(み)つ鼎(がなえ)に夫人を巻いた、金の目と、銀の目と、紅糸(べにいと)の目の六つを、凶(あし)き星のごとくキラキラと砂(いさご)の上に輝かしたが
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
川上は浜田屋へ呼びよせられて来てみると、養母と奴とは冷(ひやや)かな凄(すご)い目の色で迎えた。三人が三つ鼎(がなえ)になると奴は不意に、髷(まげ)の根から黒髪をふっつと断って
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
娘御をここへ呼び出して、わたくしと三(み)つ鼎(がなえ)であらためて御相談いたしましょう。お蝶どのをすぐこれへ
半七捕物帳:07 奥女中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)