“九鼎”の読み方と例文
読み方割合
きゅうてい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるにこの永年の悪習を打破し、議会をしてかくのごとき誘惑より独立せしめ、ついに人民の権威を九鼎きゅうていよりもおもからしめたのは、ひとえにかの小ピットの大なる感化であった。
選挙人に与う (新字新仮名) / 大隈重信(著)
これぞ我大日本国の開闢かいびゃく以来いらい、自国人の手を以て自国の軍艦ぐんかん運転うんてんし遠く外国にわたりたる濫觴らんしょうにして、この一挙いっきょ以て我国の名声めいせいを海外諸国に鳴らし、おのずから九鼎きゅうてい大呂たいりょおもきを成したるは
かたわらには彼が平生使用した風呂桶ふろおけ九鼎きゅうていのごとく尊げに置かれてある。
カーライル博物館 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)