鹿島立かしまだち)” の例文
思案外史の巻頭の辞を首途かどでの祝言として鹿島立かしまだちした『我楽多文庫』は四六倍判十六頁の表紙なしの畳放たたみぱなしで、今はすたれてるがその頃流行はやった清朝せいちょう活字の四号刷であった。
又は総軍の鹿島立かしまだち馬蹄ばていの音高く朝霧をって勇ましく進むにも刀のこじりかるゝように心たゆたいしが、一封の手簡てがみ書く間もなきいそがしき中、次第に去る者のうとくなりしも情合じょうあいの薄いからではなし
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
古綿子ふるわたこのみ著のまゝ鹿島立かしまだち
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
今日はあなたの鹿島立かしまだち
晶子詩篇全集拾遺 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
鹿島立かしまだち
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)