鸚鵡あふむ)” の例文
あるところにくせ のわる夫婦ふうふがありました。それでもどもがないので、一鸚鵡あふむどものやうに可愛かあいがつてをりました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
平次は鸚鵡あふむ返しに言ひましたが、お春、お玉二人の母娘おやこをのぞけば殘るのは、下女のお徳と、お玉の姉のお粂だけ、そのお徳は主人のお玉の命を狙ふ筈もなく、殘るお粂は
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
「おまえは、なん馬鹿ばかだらう。うつかり秘密話ないしよばなしもできやしない」と、たいへんしかられました。鸚鵡あふむしかられてどぎまぎしました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
鸚鵡あふむ人間にんげん口眞擬くちまねをするのは、どなたもよくしつてをります。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)