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鰌屋
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どじょうや
ふりがな文庫
“
鰌屋
(
どじょうや
)” の例文
広小路に
菜飯
(
なめし
)
と
田楽
(
でんがく
)
を食わせるすみ屋という
洒落
(
しゃれ
)
た家があるとか、駒形の御堂の前の
綺麗
(
きれい
)
な
縄暖簾
(
なわのれん
)
を下げた
鰌屋
(
どじょうや
)
は
昔
(
むか
)
しから
名代
(
なだい
)
なものだとか、
食物
(
くいもの
)
の話もだいぶ聞かされたが
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
アオーイ
鰌屋
(
どじょうや
)
、いくらだ一升、ウ、
高
(
たけ
)
え高え負けろ、もう二文負けろィ、あれ
因業
(
いんごう
)
だな、ヤイ負けねえとぶンなぐるぞ、ア負けたか感心なんまいだぶなんまいだぶ、オイ婆さん
小説 円朝
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
仲橋広小路の市は、ちょうど
鰌屋
(
どじょうや
)
の近辺が一番賑やかであった(江戸の名物鰌屋は浅草の駒形、京橋で仲橋、下谷で
埋堀
(
うめぼり
)
、両国で薬研堀この四軒でいずれも鰌専門で
汁
(
しる
)
と丸煮だけである)
幕末維新懐古談:43 歳の市のことなど
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
その手前の横丁の角が
鰌屋
(
どじょうや
)
(これは今もある)。鰌屋横丁を真直に行けば
森下
(
もりした
)
へ出る。右へ移ると
薪炭
(
しんたん
)
問屋の
丁子屋
(
ちょうじや
)
、その
背面
(
うしろ
)
が材木町の出はずれになっていて、この通りに
前川
(
まえかわ
)
という鰻屋がある。
幕末維新懐古談:12 名高かった店などの印象
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
鰌
漢検1級
部首:⿂
20画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“鰌”で始まる語句
鰌
鰌汁
鰌髭
鰌掴
鰌桶
鰌取
鰌掬
鰌突
鰌髯
鰌魚