高膳たかぜん)” の例文
それらは皆寝たり起きたりの布団の上から手の届く場所に、それぞれの任務をもって重吉を取り巻いていた。三つ抽出の高膳たかぜんもある。
(新字新仮名) / 壺井栄(著)
というと、眞葛周玄は恭しく足附の高膳たかぜんを山三郎の前へ据えまして銚子を持って参りました。其のうち一つは毒薬の仕込んである酒、一方かた/\ほかの者が飲むように銚子を替えて持出しました。
その夜、橘はいつになくよそおいをらせ、晴れやかな夕餉ゆうげ高膳たかぜんについた。
姫たちばな (新字新仮名) / 室生犀星(著)
かう言つて道臣は、盃を足附きの高膳たかぜんの上に伏せた。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)