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馬鹿囃
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ばかばやし
ふりがな文庫
“
馬鹿囃
(
ばかばやし
)” の例文
此間はとうとう降参して、もう
唄
(
うた
)
は
已
(
や
)
める、其代り何か楽器を習はうと云ひ
出
(
だ
)
した所が、
馬鹿囃
(
ばかばやし
)
を御習ひなさらないかと
勧
(
すゝ
)
めたものが
有
(
あ
)
つてね。
大笑
(
おほわら
)
ひさ
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
町に響く太鼓、
舁
(
かつ
)
がれて通る
俵天王
(
たるてんわう
)
、屋臺の上の
馬鹿囃
(
ばかばやし
)
、野蠻な感じのする舞——すべて、子供の世界の方へ私の心を連れて行くやうな物ばかりでした……
幼き日:(ある婦人に与ふる手紙)
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
このほか東京近在の
馬鹿囃
(
ばかばやし
)
と俗に称する一種の遊芸も、やはりお神楽と云っているが、これは京都の念仏狂言類似のもので、もとはやはり同じような起原を有するものであろう。
賤民概説
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
張子の
虎
(
とら
)
や起きあがり法師を売っていたり、おこしやぶっ切り
飴
(
あめ
)
を
鬻
(
ひさ
)
いでいたりした。
蠑螺
(
さざえ
)
や
蛤
(
はまぐり
)
なども目についた。山門の上には
馬鹿囃
(
ばかばやし
)
の音が聞えて、境内にも雑多の店が居並んでいた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
小「
私
(
わし
)
のは
馬鹿囃
(
ばかばやし
)
の笛とは違うのでな」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
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「面白い
方
(
かた
)
でせう。
馬鹿囃
(
ばかばやし
)
を稽古なさるんですつて」
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
鹿
常用漢字
小4
部首:⿅
11画
囃
漢検1級
部首:⼝
21画
“馬鹿囃”で始まる語句
馬鹿囃子