カヘ)” の例文
新字:
珍しい發見をしたやうに、彼は馬から身をカヘしておりた。二人の資人はすぐ、馳け寄つて手綱を控へた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
珍しい發見をしたやうに、彼は馬から身をカヘしておりた。二人の資人はすぐ、馳け寄つて手綱を控へた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
神宮司庁の大麻暦タイマレキさへ忘れた様な古暦のくりゴトも、地震の年をゆり返した様な寂しい春のつれ/″\を、も一つカヘして、常世の国の初だよりの吉兆を言ひ立てる事になるかも知れない。
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)