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顔役
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かおやく
ふりがな文庫
“
顔役
(
かおやく
)” の例文
この辺の
顔役
(
かおやく
)
、
花隈
(
はなくま
)
の
熊
(
くま
)
と、
生田
(
いくた
)
の
万
(
まん
)
という親分が、この街道すじの客をあいてに、毎年の例で、
野天
(
のてん
)
で餅つきの盆ござ興行をいたすのだ。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大下組が街の
顔役
(
かおやく
)
とか、親方とかいう
一聯
(
いちれん
)
の徒党に対する政府の解散命令を
喰
(
くら
)
ってから、組の若い
者
(
もん
)
から、
三下
(
さんした
)
のちんぴらに至るまで
総
(
すべ
)
てが足を洗う様に余儀なくされた。
刺青
(新字新仮名)
/
富田常雄
(著)
そうだとも、両方でわめき合っているいい分で知れるじゃあねえか。初めはふたりの
顔役
(
かおやく
)
が合同でやるはなしだったのを
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
花隈
(
はなくま
)
の
熊
(
くま
)
だの、
生田
(
いくた
)
の
万
(
まん
)
だのという
顔役
(
かおやく
)
から、子分までが、その身なりから顔つきまで、人ちがいする程、真面目になって、
祝詞
(
のりと
)
に耳をすましていたことだった。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
顔
常用漢字
小2
部首:⾴
18画
役
常用漢字
小3
部首:⼻
7画
“顔”で始まる語句
顔
顔色
顔容
顔馴染
顔付
顔貌
顔立
顔面
顔触
顔料