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顋
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おとがひ
ふりがな文庫
“
顋
(
おとがひ
)” の例文
されば竹に
囀
(
さへづ
)
る
舌切雀
(
したきりすゞめ
)
、月に住む
兎
(
うさぎ
)
の
手柄
(
てがら
)
、
何
(
いづ
)
れか
咄
(
はなし
)
に
洩
(
もれ
)
ざらむ、力をも入れずして
顋
(
おとがひ
)
のかけがねを
外
(
はづ
)
させ、高き
華魁
(
おいらん
)
の顔をやはらぐるも
是
(
これ
)
なり。
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
又は折ふし海べに下り立つて、すなどらうと思ふ時も、
海松房
(
みるぶさ
)
ほどな
髯
(
ひげ
)
の垂れた
顋
(
おとがひ
)
をひたと砂につけて、ある程の水を一吸ひ吸へば、
鯛
(
たひ
)
も
鰹
(
かつを
)
も
尾鰭
(
おびれ
)
をふるうて、ざはざはと口へ流れこんだ。
きりしとほろ上人伝
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
顋
漢検1級
部首:⾴
18画
“顋”を含む語句
二重顋
顋髯
顋鬚
下顋
上顋
角顋
顋下
顋髭