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顋髯
ふりがな文庫
“顋髯”の読み方と例文
読み方
割合
あごひげ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あごひげ
(逆引き)
縞目のあるらしい茶の背広に、同じ
巾地
(
きれぢ
)
の鳥打帽をかぶつた、眼の大きい、
顋髯
(
あごひげ
)
のある、頬の日に焼けた男であつた。
南京の基督
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「さようじゃなあ、そんじゃ、もうやめるか」と、
壮
(
わか
)
い男の右側にいる
顋髯
(
あごひげ
)
の延びた男が云った。
岩魚の怪
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「旦那
髯
(
ひげ
)
は残しましょうか」と白服を着た職人が聞く。髯を
剃
(
そ
)
るといいと露子が云ったのだが全体の髯の事か
顋髯
(
あごひげ
)
だけかわからない。まあ鼻の下だけは残す事にしようと一人できめる。
琴のそら音
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
顋髯(あごひげ)の例文をもっと
(10作品)
見る
顋
漢検1級
部首:⾴
18画
髯
漢検1級
部首:⾽
15画
“顋”で始まる語句
顋
顋鬚
顋下
顋髭
“顋髯”のふりがなが多い著者
芥川竜之介
夏目漱石
田中貢太郎