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頑童
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がんどう
ふりがな文庫
“
頑童
(
がんどう
)” の例文
富家
(
ふか
)
にありてはただ無知
盲昧
(
もうまい
)
の
婢僕
(
ひぼく
)
に接し、
驕奢
(
きょうしゃ
)
傲慢
(
ごうまん
)
の
風
(
ふう
)
に
慣
(
なら
)
い、貧家にありては
頑童
(
がんどう
)
黠児
(
かつじ
)
に交り、
拙劣
(
せつれつ
)
汚行
(
おこう
)
を学び、終日なすところ、ことごとく有害無益のことのみ。
教育談
(新字新仮名)
/
箕作秋坪
(著)
頑童
(
がんどう
)
はしばし黙然としていたが、突如、持ち来った棒を
揮
(
ふる
)
って、喜兵衛に襲いかかったのである。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だが、この一席の紳士も淑女も、秀才も
頑童
(
がんどう
)
も、そんなことを少しも気にかけてはいない。
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
その時突然恐ろしい考が彼れの
吐胸
(
とむね
)
を突いて浮んだ。彼れはその考に自分ながら驚いたように
呆
(
あき
)
れて眼を見張っていたが、やがて大声を立てて
頑童
(
がんどう
)
の
如
(
ごと
)
く泣きおめき始めた。その声は醜く
物凄
(
ものすご
)
かった。
カインの末裔
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
“頑童”の意味
《名詞》
頑なな子供。聞き分けのない子供。
男色相手の少年。
(出典:Wiktionary)
頑
常用漢字
中学
部首:⾴
13画
童
常用漢字
小3
部首:⽴
12画
“頑童”で始まる語句
頑童共
頑童等