“雷盆”の読み方と例文
読み方割合
すりばち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
薬鑵やくわん土瓶どびん雷盆すりばちなどいづれの家にもなし、秋山の人家じんかすべてこれにおなじ。今日秋山に入りこゝにいたりて家を五ツ見しが、あはひえかりこむころなれば家にる男を見ず。
今朝けさ清水河原しみづかはら村にてもとめたる舞茸まひたけにこゝのいもなどとりそへて、案内が料理すとて雷盆すりばちをといへば、末の娘がたなのすみよりとりいだしたるを見れば、常にはつかはずと見ゆるすゝけたるなり。