“雷気”の読み方と例文
読み方割合
らいき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大雨おおあめがふる日もある。暴風ぼうふうみきをゆすぶるばんもある。雷鳴らいめい雷気らいきが山をくような場合ばあいもあるにちがいない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、立ちすくみ、恐懼きょうくと共に全身は、なにか雷気らいきをふくむ黒雲の中にでも立ち暮れたような茫然を見せ
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だが——? そのとたんに、ビックリした大鷲おおわしは、雷気らいきにあって天空をそれたようにパッ! ——と一じんの風をついて、竹童と蛾次郎をのせたまま、いずこともなく飛びさってしまった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)