“雨夜(あめよ)” の例文
野(の)も山(やま)も、此(こ)の果(はて)しなき雨夜(あめよ)の中(なか)へ、ふと窓(まど)を開(あ)けて、此(こ)の銀(ぎん)の鍋(なべ)を翳(かざ)したら、きらりと半輪(はんりん)の月(つき)と成(な)つて二三尺(じやく)照(て)らすであらう。……実際(じつさい)、ふと那様(そん)な気(き)がしたのであつた。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)