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難行苦行
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なんぎょうくぎょう
ふりがな文庫
“
難行苦行
(
なんぎょうくぎょう
)” の例文
学円 今朝から
難行苦行
(
なんぎょうくぎょう
)
の
体
(
てい
)
で、暑さに八九里悩みましたが——
可恐
(
おそろ
)
しい事には、水らしい水というのを、ここに来てはじめて見ました。これは清水と見えます。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そうしてこの一瞬の光耀を作り出すためには、彼の大力量をもってしても、なお永い
難行苦行
(
なんぎょうくぎょう
)
を必要とした。ここに最も個性的な、また最も神秘的な、不可説の瞬間がある。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
奇麗に
浚
(
さら
)
ってしまって、井筒にもたれ、
井底
(
せいてい
)
深く二つ三つの涌き口から
潺々
(
せんせん
)
と
清水
(
しみず
)
の湧く音を聴いた時、
最早
(
もう
)
水汲みの
難行苦行
(
なんぎょうくぎょう
)
も
後
(
あと
)
になったことを、
嬉
(
うれ
)
しくもまた残惜しくも思った。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
しかも、クロはこの
難行苦行
(
なんぎょうくぎょう
)
にも
屈
(
くっ
)
する色なく、なおとぶことは
稲妻
(
いなずま
)
よりもはやい。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
霊のために肉を
虐
(
しいた
)
げたり、道のために
体
(
たい
)
を
鞭
(
むち
)
うったりしたいわゆる
難行苦行
(
なんぎょうくぎょう
)
の人を指すのです。Kは私に、彼がどのくらいそのために苦しんでいるか
解
(
わか
)
らないのが、いかにも残念だと明言しました。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
難
常用漢字
小6
部首:⾫
18画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
苦
常用漢字
小3
部首:⾋
8画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“難行苦”で始まる語句
難行苦業