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隠沼
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こもりぬ
ふりがな文庫
“
隠沼
(
こもりぬ
)” の例文
旧字:
隱沼
彼女の胸は、ふんわりと
気息
(
いきづ
)
いていて、その深々とした落着きは、波紋をうけつけぬ
隠沼
(
こもりぬ
)
のように思えた。
潜航艇「鷹の城」
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
万葉集などによく出て来る「
隠沼
(
こもりぬ
)
」といふやうな感じである。私は、なぜだか、その時、弘前を、津軽を、理解したやうな気がした。この町の在る限り、弘前は決して凡庸のまちでは無いと思つた。
津軽
(新字旧仮名)
/
太宰治
(著)
しろがねの、
月代
(
つきしろ
)
の霜さゆる
隠沼
(
こもりぬ
)
は
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
槇
(
まき
)
の葉
枯
(
か
)
れたる
樹下
(
こした
)
の
隠沼
(
こもりぬ
)
にて
詩
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
ほのぐらき
黄金
(
こがね
)
隠沼
(
こもりぬ
)
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
隠
常用漢字
中学
部首:⾩
14画
沼
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
“隠”で始まる語句
隠
隠匿
隠岐
隠蔽
隠密
隠袋
隠家
隠居
隠遁
隠棲