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隠岐守
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おきのかみ
ふりがな文庫
“
隠岐守
(
おきのかみ
)” の例文
「同じ年十二月、岩沼(田村右京)さまの御子息、
修理
(
しゅり
)
宗永さまが右京太夫に任ぜられ、右京さまは
隠岐守
(
おきのかみ
)
となられた」
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
まして名生の城は木村の家来の川村
隠岐守
(
おきのかみ
)
が守って居たのを旧柳沢の城主柳沢隆綱が攻取って拠って居たのである。それだけの事実が氏郷の耳に入らぬ訳はない。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
きのうは因州の分家にあたる松平
隠岐守
(
おきのかみ
)
の女中方が通り、きょうは岩村の簾中方が子供衆まで連れての通行があると聞くと、そのたびに
旧
(
ふる
)
い友だちを誘いに来た。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
一益は驚いて、調べさせていると、飯尾
隠岐守
(
おきのかみ
)
と下方左近
将監
(
しょうげん
)
のふたりが、陣地から伝令をよこして
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それをよそにして、矢の倉の
河岸
(
かし
)
、本多
隠岐守
(
おきのかみ
)
の中屋敷の塀の外に立っているのは、例の頭巾を被った机竜之助であります。机竜之助は竹の杖をついてその塀の下に立っていました。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
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目下は松山藩松平
隠岐守
(
おきのかみ
)
の屋敷に預けられて評定所の
糺問
(
きゅうもん
)
を受けているのだった。
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
十五万石久松
隠岐守
(
おきのかみ
)
。一万石一柳
銓之丞
(
せんのじょう
)
。——播州小野の城主である。六万石石川主殿頭。四万八千石青山
大膳亮
(
だいぜんのすけ
)
。一万二十一石遠山美濃守。十万石松平大蔵大輔。三万石大久保佐渡守。
大鵬のゆくえ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
弘庵は
初
(
はじめ
)
松平
隠岐守
(
おきのかみ
)
の儒臣
長野豊山
(
ながのほうざん
)
について学び、後に古賀侗庵の門に入った。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
一ノ関に対する悪評が高まったのも原因の一つであろうが、
隠岐守
(
おきのかみ
)
(前の右京)に対しても、一ノ関で毒害の陰謀がある、という密告がしきりで、そのために面会を避けているのだと伝えられている。
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「われわれは松平
隠岐守
(
おきのかみ
)
の家臣だ、助勢するぞ」
樅ノ木は残った:01 第一部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
隠
常用漢字
中学
部首:⾩
14画
岐
常用漢字
小4
部首:⼭
7画
守
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
“隠岐守”で始まる語句
隠岐守定直
隠岐守松平定行