そこひ)” の例文
笑ふかと見れば泣き、泣くかと見ればいかり、おのれの胸のやうにそこひも知らず黒く濁れる夕暮の空に向ひてそのかなしみと恨とを訴へ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)