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間合
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まあい
ふりがな文庫
“
間合
(
まあい
)” の例文
助九郎は、待っていたものの、
颯
(
さっ
)
——と一足退いた。
弾
(
はず
)
み込んでくる武蔵の体と自分の腕の伸びとに
間合
(
まあい
)
を測って退いたのである。
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
相生町へ店を出し繁昌して忙がしいので
間合
(
まあい
)
もなく、
夫
(
それ
)
故お屋敷へも出ませんでしたが、今日は御機嫌伺いながらまいりまして
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
宇津木文之丞と机竜之助は左右にわかれて両膝を八文字に、太刀下三尺ずつの
間合
(
まあい
)
をとって、木刀を前に、礼を交わして、お互いの眼と眼が合う。
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
夜半観測の
間合
(
まあい
)
などには暖炉に向いながら、
旧里
(
ふるさと
)
に
預
(
あず
)
け置きたる三歳の
小児
(
しょうに
)
が事など始めて想い起せし事もありたり。
寒中滞岳記:(十月一日より十二月廿一日に至る八十二日間)
(新字新仮名)
/
野中至
(著)
礼を交わして
間合
(
まあい
)
をひらくと、深喜は切尖さがりの青眼につけた、大石は初め青眼につけて、すぐ八双に構え直した。
花も刀も
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
▼ もっと見る
秋川は、ほどのいい
間合
(
まあい
)
で、ゆったりとグラスを口にはこんでいる。それを見ていると、急にお腹がすいてきた。
あなたも私も
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
富「お毒でございますから、お口に
入
(
はい
)
らん内にと口でお
止
(
と
)
め申す
間合
(
まあい
)
がございませんから、無沙汰にお庭へ棄てました」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「そこまでは近よれない、
間合
(
まあい
)
はほぼ十尺だ、それ以上は近よせもしまいし、しいて近よると怪しまれるぞ」
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「撃たせて、
弾
(
たま
)
の
間合
(
まあい
)
を見、その隙に、飛びこめ」
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
これはどっちも「
間合
(
まあい
)
」をとるためと見られた。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“間合”で始まる語句
間合紙