銀側ぎんがは)” の例文
さて銀側ぎんがは懷中くわいちう時計どけいは、散策さんさくさいはなさず、くだんおび卷着まきつけてあるのだから、とき自分じぶんにもあきらかであらう、さき郵便局いうびんきよくまへとほつたのが六時ろくじ三十分さんじつぷんで、かへみち通懸とほりかゝつたのが
山の手小景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)