鉄輪てつわ)” の例文
旧字:鐵輪
二百里の長き車は、牛を乗せようか、馬を乗せようか、いかなる人の運命をいかに東のかたはこび去ろうか、さらに無頓着むとんじゃくである。世をおそれぬ鉄輪てつわをごとりとまわす。あとは驀地ましぐらやみく。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
重々しい鉄輪てつわの車を解放ときはなされて
詩集夏花 (新字旧仮名) / 伊東静雄(著)