トップ
>
鈍染
ふりがな文庫
“鈍染”の読み方と例文
読み方
割合
にじ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にじ
(逆引き)
銀之丞の美しい眼尻には涙どころか、血が
鈍染
(
にじ
)
んでいた。二人は思わず互いの両手を固く握り合っていた。その手を銀之丞は烈しく打振った。
名娼満月
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
花薄荷
(
はなはくか
)
、燃えたつ
草叢
(
くさむら
)
、
火焔
(
ほのほ
)
の
臠
(
しゝむら
)
、
火蛇
(
ひへび
)
のやうなこの花の魂は黒い涙となつて
鈍染
(
にじ
)
んでゐる。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
その
間
(
ま
)
に見る見る紅矢の
身体
(
からだ
)
は腕から肩へ、肩から腕へと紫色が
鈍染
(
にじ
)
み渡って、やがて眼を怒らし、歯を喰い締めて虚空を掴んだまま、
身体
(
からだ
)
中真黒な鉄の塊となってしまいました。
白髪小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
鈍染(にじ)の例文をもっと
(3作品)
見る
鈍
常用漢字
中学
部首:⾦
12画
染
常用漢字
小6
部首:⽊
9画
“鈍”で始まる語句
鈍
鈍色
鈍刀
鈍物
鈍重
鈍々
鈍間
鈍根
鈍痛
鈍感
“鈍染”のふりがなが多い著者
杉山萠円
上田敏
夢野久作