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釣綸
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つりいと
ふりがな文庫
“
釣綸
(
つりいと
)” の例文
晃平は、前の川へ
釣綸
(
つりいと
)
を垂れて、
岩魚
(
いわな
)
一尾を得た。これをぼつぼつ切にして、
麩
(
ふ
)
と一緒に、味噌汁にして、朝飯を済す。
白峰山脈縦断記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
そこで
其処
(
そこ
)
は
釣綸
(
つりいと
)
を垂れ難い地ではあるが、魚は立廻ることの多い自然に
岡釣
(
おかづ
)
りの好適地である。
蘆声
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
と男は
呟
(
ぼや
)
きながら何気なくその
釣綸
(
つりいと
)
を引張り寄せると、ちらと釣竿の端が見え出した。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
で、川のケイズ釣は川の深い処で釣る場合は
手釣
(
てづり
)
を引いたもので、竿などを
振廻
(
ふりまわ
)
して使わずとも済むような訳でした。長い
釣綸
(
つりいと
)
を
篗輪
(
わっか
)
から出して、そうして二本指で
中
(
あた
)
りを考えて釣る。
幻談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
釣
常用漢字
中学
部首:⾦
11画
綸
漢検1級
部首:⽷
14画
“釣”で始まる語句
釣
釣瓶
釣竿
釣合
釣魚
釣鐘
釣殿
釣棹
釣銭
釣針