“つりいと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
釣綸50.0%
釣糸37.5%
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで其処そこ釣綸つりいとを垂れ難い地ではあるが、魚は立廻ることの多い自然に岡釣おかづりの好適地である。
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
下袴したばかまの糸をぬいて釣糸つりいとになされ、お食事のおあとのごはんつぶえさにして、ただでも決してることができないあゆをちゃんとおつり上げになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
痩せて肩がとがっている中老人です。部屋の中にいながら長い釣竿を出して小さい池に向って立て膝をしてつりいとを垂らしています。手も竿もぶる/\慄えています。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)