“金縛”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
かなしば	87.5%
かなしばり	12.5%

かなしば

いま馬超を語らうことは至極たやすく、しかも馬超ひとりを動かせば、曹操以下三十万の精兵も魏一国に金縛（かなしば）りにしてしまうことができましょう

三国志：08 望蜀の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

徳義だとかたしなみだとか云って自分を金縛（かなしば）りにしている、そんなことがなんの役に立つんです、あなたは生きているんですよ、あなたは現に生きていて若いんだ

燕（つばくろ） (新字新仮名) ／ 山本周五郎(著)

かなしばり

娘は娘で、私の病中執筆には大反対で、Ｓ君にもとうに一本釘（くぎ）を打ってある。まったく金縛（かなしばり）の態である。

“指揮権発動”を書かざるの記 (新字新仮名) ／ 犬養健(著)

“金縛（金縛り）”の解説

金縛り（かなしばり、英語: sleep paralysis）は、主に就寝中、意識がはっきりしていながら身体を動かすことができない症状を指す。身体が締め付けられるような感覚からこう呼ばれる。また合わせて浮遊感、耳鳴り、くすぐられている感覚があったりするものもある。
本来は仏教用語であり、その転用である。不動明王が持つ羂索（けんさく）の威力により、敵や賊（転じて煩悩）を身動きできないようにする密教の修法である「金縛法」（きんばく・かなしばりほう）を由来とする。
(出典:Wikipedia)

金	常用漢字 小１ 部首:⾦ 8画
縛	常用漢字 中学 部首:⽷ 16画