“金箪笥”の読み方と例文
読み方割合
かねだんす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
階下した金箪笥かねだんすへ、手をかけた様子もない。金を持って出ないとすれば、死ぬ気ではないかとも疑われる。
鍋島甲斐守 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
脇差なども派手やかなのをって揃え、わけても紙入れの中へは、男の中へ交わって恥かしい思いをせぬように、女の世界にはいって汚い仕方をせぬように、そっとべつな金箪笥かねだんすの内から
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)