“金尽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かねずく50.0%
かねづく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
腕尽うでずくにも金尽かねずくにも及ばぬものだというが、これは左様かも知れませぬ、まア呉服屋などで、不図ふと地機じばたい、お値段も恰好かっこう反物たんものを見附けたから買おうと思って懐中ふところへ手を入れて見ると
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
いかに金尽かねづくでも、この人種の偏執へんしふには勝たれない。ある日の暮、籠に乗せられて、夕闇の空に紛れて病院を出た。籠は其儘そのまゝもとの下宿へかつぎ込まれて、院長は毎日のやうに来て診察する。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)